大学入学共通テスト「情報I」— プログラム表記
プログラム表記と Python を並べて読む
左にプログラム表記を書くと、同じ処理の Python が右に出ます。 授業で Python を書いてきた人にとっては、すでに知っている処理が試験ではどう書かれるのかを確かめるのがいちばん速い入り口です。
Tokuten = [62, 78, 55, 91, 70]
ninzuu = len(Tokuten)
goukei = 0
for i in range(1, ninzuu + 1, 1):
goukei = goukei + Tokuten[i - 1]
heikin = goukei // ninzuu
print("平均は", heikin, "点", sep="")
変換で気をつけているところ
添字は「1 始まりの問題のときだけ」-1 されます
Python のリストは必ず 0 から始まります。一方、共通テストのプログラム表記では 添字が 0 から始まるか 1 から始まるかが問題文のなかで宣言され、 実際に同じ年度の本試験と追試験で違っていました。 だからこのページには基点の切り替えがあり、1 始まりを選んだときだけA[i] が A[i - 1] になります。 自動で -1 する仕様だと思い込まないでください。
表示する() は print(…, sep="") になります
表示する は渡した値を区切らずにつなげて表示します。 Python の print は既定で値の間に空白を入れるので、 そのままでは出力が変わってしまいます。 同じ結果にするために sep="" を付けています。
「〜まで」は終わりの値を含むので range に +1 します
i を 1 から 5 まで は 5 も実行しますが、Python の range(1, 5) は 4 で止まります。 この 1 のずれは、Python に慣れているほど間違えやすいところです。 変換結果が range(1, 5 + 1, 1) と冗長な形で出るのは、 どこで +1 したのかを見えるようにするためです。
関数は問題ごとに与えられるものです
要素数 は len、最大値 は max に対応しますが、これはこの 2 つが実際に出題されたからであって、決まった対応表があるわけではありません。 プログラム表記には固定の組み込み関数がなく、使える関数は問題文の 【関数の説明】で毎回与えられます。 対応表を覚えるのではなく、その場で読む練習をしてください。
1 行ずつ動かして変数の変化を見たいときは 実行シミュレーター、記法そのものを確認したいときは 構文別レッスン へ。
共通テスト 情報I の対策書(おすすめ書籍)
共通テストのプログラミング問題だけを切り出して、易しい順に手を動かして解く練習帳。本サイトのシミュレーターで動かしながら読むと、紙の上で止まっていた処理の流れが追えるようになる。
試作問題と本試験を収録した過去問演習書。構文が読めるようになった後、本番の分量と時間配分に慣れる段階で効く。
会話形式で情報Iの全範囲を通読できる講義型の参考書。プログラミングだけでなく情報デザインやデータ活用まで一冊で押さえたいときの土台になる。
本セクションはAmazonアソシエイトのリンクを含みます。